『語学と言語学』
言語習得のコツと対照言語学についての考察
学生時代から英語がずっと苦手で喋れない。でも大人になってから学んだ中国語は上手に喋れる。
という友人を多く見てきた。
逆に、英語は得意だけど中国語の勉強に手こずっている友人も多く見てきた。
俗に「一つ言語を習得すれば、二つ目に学ぶ言語の習得は早い」と言われてるけど、
明らかに違う現象を目の当たりにしてきた。
私も中国語の次に学んだ韓国語は、時間かけた割には伸びなかった。。
これは一体何なんだろう❓
年齢?相性?
色々考えられるけど、原因の一つに
「その言語の持つ特徴を掴めてない。」
というのがあると思う。
対照言語学とは、同時期の任意の複数の言語を対照分析し、言語間の共通点や相違点を明らかにしようとする研究。
Ex.英語、中国語、韓国語、日本語の特徴の比較
(言語名)(言語タイプ)(文法)(音声)
•英語••屈折語タイプ、SVO構造、アクセント 有声音・無声音
•中国語••孤立語タイプ、SVO構造、声調 有気音・無気音
•韓国語••膠着語タイプ、SOV構造、パッチム 有気音・無気音
•日本語••膠着語タイプ、SOV構造、拍 有声音・無声音
英語が得意で中国語が苦手と言う人は、中国語の特徴の四つの声調や孤立語の特徴の一語一語はっきり発音する事ができてない人が多かった。語を繋げて英語のような読み方で中国語のピンインを読もうとしてた人もいた。
私の韓国語の場合、韓国語独特のパッチムに手こずってる感じがする。スペルも全然覚えられない。。
「(特徴が掴めず学習につまずく事もあるが、)一般的には、言語を学ぶ度に、新しく学習する言語の特徴を掴むのが早くなるので、2つ目の言語の習得は早くなるのかもしれない。」
やはり俗説は間違ってなさそう。
あと「似た特徴を持つ言語は習得が早い」という説もあるらしい。。
などとダラダラ書いてみたが、
というのを言いたかっただけかもしれない。
あと、私は音声学をもっと学んだ方が良さそうだと気づいた。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
皆様の言語学習の参考になれば幸いです。